カティサーク制作日記 #11:デッドアイを繋ぎ、取り付ける。

 デッドアイ:三つ目滑車ともいうらしい。ロープを張る際の留め具。

次はこのデッドアイを 86組作る。そのうち、68組には銅線を巻き付け、甲板に取り付ける工程。

86組を同じクオリティーに揃えるのは、なかなか大変。船体制作とは異なる細かさが求められる。

船体完成から、この工程が終わるまで、3週間と少しの時間がかかった。😶

これを86組作る。

説明書の手順に従って作業開始。

材質はプラスティック。まず、プラカラー(茶)で着色。

ランナーの片面をカットし、デッドアイの間隔が10mmになるように、2本を向かい合わせて繋ぐ。


タコ糸の片方を結び、指定より若干長い 9cmの長さに切り揃える。結び目は、緩まないようにボンドで固める。


落とし穴! 塗装したプラカラーがデッドアイの穴を狭くなる状態を作ってしまった😝。
糸が穴を通らないデッドアイがいくつもある😰。楊枝の先を削り、また銅線を使い、デッドアイがランナーから外れないように注意しながら、狭窄した穴を一つ一つ拡げていく。


最初の10組ほどはとても時間がかかった。徐々に手際よくなってきた。
しかし、目が疲れる。1回に10組作成が限界。

2本のピンセットを使って、クルッと回して結ぶ(これが大変!)。結び目をボンドで固めてから余分な部分はハサミで切る。外科医になった気分。

表 側

裏 側 

88組完成させるのに、約2週間(実作業日は1週間かな)かかった。😆

次は、銅線を巻く


ライナーの一方をはずして、「Φ 0.3」 の銅線をこの溝に入れて ”ひねり巻き” する。銅線に腰がなく思ったより大変。😓


2日目。だいぶ”巻締め”がうまくなってきた。😀


半分の43組ができた。

デッドアイの取り付け
43組できたところで、右舷側を取り付ける。
まるで、もやしの発芽状態 みたい😄

ミズンに9組。

メインに13組。

フォアに12組。

後半戦

残り、25組。もう少し!


「もやしの発芽」または、「チンアナゴ」状態😏

左舷側も取り付けて終了!😂


できた!!
デッドアイの制作と取り付けに、3週間の時間を要した。
今夜は、コレで乾杯。・・・久しぶり。




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