旧開智学校を作る
年末の掃除の時、以前、松本の旧開智学校を訪れた際、買ったペーパークラフトが出てきた。
因みに、深川ネずみは、この旧開智学校の最後の入学童であり、昭和37年、この建物で1年間だけ勉強した思い出深い建物である。曖昧な記憶であるが、鮮やかな色をしたステンドガラスがとても綺麗であったことと、2階には、立派なオルガンが置かれている畳敷の音楽室あるいは講堂があったと覚えている。窓と反対側の壁にはベートーベンやバッハらの肖像画が並んでいて、少し薄暗い空間は、7才の小学1年生には、ちょっと怖かった記憶がある。
翌年、この建物は、新しい学校敷地に、国の重要指定文化財として移築保存された。最近、国宝に指定されたと知り、うれしく、そして誇らしくもある。
1枚目の校舎は、少し複雑な構造ではあるが1パーツからなっていて、折り線を付けてからカッタナイフで切り取り、比較的すんなり組み立てることができた。
問題は2枚目の型紙である。山折り、谷折りの指示はあるが、切り取り線にそった切込みが全くなく、カッタナイフでは切り取りが難しい箇所が多く、デザインナイフの登場となった。
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